説明
UnityのAssetStoreに、無料で配布されているOculusサンプルを動かすための手順を載せていこうと思います。下記はUnityのインストール後の手順です。
今回はUnityでサンプルのapkファイルを作成して、Quest2に転送するまでです。
環境
・Oculus Quest2
・Unity 2019.4.8f1
・UnityHubから「モジュールを加える」→ Android SDK & NDK ToolsとOpenJDKをインストール
・Windows10 HomeとOculusのソフトウェア
・スマホとOculusアプリ
・PCとOculusQuest2を繋ぐケーブル
・SideQuest
Android Build Supportをインストール
UnityHubの左メニューのインストール、使用するUnityの右上の縦に点が3つあるところをクリックして、モジュールを加える。
Android Build Supportをインストール(Android SDK & NDK ToolsとOpenJDK)
コマンドプロントで、ADBコマンドを使えるようにパスを通す
①. SDKの場所を確認する(UnityのEdit→Prefrences…→External Toolsから確認できます。)
「C:\Program Files\Unity\Hub\Editor\2019.4.8f1\Editor\Data\PlaybackEngines\AndroidPlayer\SDK」
②. 環境変数を設定するため、windowsのシステム→システム詳細設定→環境変数の順に進みます。
③. システム環境変数の「Path」を選択し、編集ボタンをクリック
④. 新規ボタンをクリックし、先ほどのSDKのパスにplatform-toolsを追記した
「C:\Program Files\Unity\Hub\Editor\2019.4.8f1\Editor\Data\PlaybackEngines\AndroidPlayer\SDK\platform-tools」を登録します。

⑤. コマンドプロントを開いて、adbコマンドが使えるか確認
C:\Users\●●>adb --version Android Debug Bridge version 1.0.40 Version 4986621 Installed as C:\Program Files\Unity\Hub\Editor\2019.4.8f1\Editor\Data\PlaybackEngines\AndroidPlayer\SDK\platform-tools\adb.exe
※コマンドがうまく動かない場合は、以下のDriverをインストールが動くはずです・・。
Oculus ADB Driverをインストール(Windowsのみ?)
・https://developer.oculus.com/downloads/package/oculus-adb-drivers/ からダウンロードして、解凍する
・解凍したファイルのandroid_winusb.infを右クリックして、インストール

Unityでプロジェクトを作成し、Oculus Integrationをインポート
①. 3Dで新規プロジェクト作成する
②. Asset StoreからOculus Integrationをインポートして、Unityの再起動が求められるので、再起動して、Asset内に「Oculus」が入ってこればOK


Build Settingsの変更
①. File → Build Settings → Andoridを選んで、「Switch Platform」ボタンを押す
②. Build Settings → Player Setting → XR Settingsタブを選択
Deprecated Settings → Virtual Reality Suppotedにチェック
「+」ボタンを押して「Oculus」をクリック(以下の画像は既に作業済みです)

Unity2020からは、XR Plug-in Managementで設定します。
Unity2019からもできますが、インストールが必要です。
(Edit→ProjectSettings→XR Plug-in Managementを選択してインストール)
③. BuildSetting → Player Setting → Other Settingsタブを選択
Renderingの「Vulkan」と「OpenGLES3」のドラッグして順番を変更する
※「Vulkan」がない場合はやる必要はありません。

④. Minimum API Level* を「Android 9.0 ‘Pie’ (API level28)」にする
⑤. AssetからOculusのサンプルシーンをひとつ選ぶ
(例: Oculus > SampleFramework > Usage > Locomotion)
⑥. BuildSettings → Add Open Scenesでシーンを追加
Buildボタンを押して、apkファイルを作成
PCにOculusアプリをインストール
①. https://www.oculus.com/setup/ からソフトウェアをダウンロードしてインストール
②. facebookアカウントでログインして、PCとOculus Quest2繋げてデバイスを認識させる
③. 左メニューの設定→上部の一般タブ→提供元不明をONにする
Oculus Quest2を開発者モードにする
①. スマホでOculusアプリを起動
②. ペアリング後、右下の設定をタップ
③. Oculus Quest2が表示されているので、それをタップし、その他の設定をタップ

④. 開発者モードを選択し、ONにしようとすると、facebookログインを求められ、団体名の作成
⑤. 一通り作成すると、開発者モードがONになる
SideQuestをインストール
①. https://sidequestvr.com/setup-howto こちらからダウンロードして、インストールする
②. SideQuestを起動して、OculusQuest2のデバイス画面から認識の許可をする
③. Unityビルドで作成したapkファイルをドラッグして、SideQuestの左上もっていくと転送される


実行!!
・アプリ→右の提供元不明を選ぶ→転送されたサンプルアプリが表示される

・実行!!

じゃーじゃじゃーん!!
以上です!!
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