説明
Unityを使って、RICOH THETA SC2などで撮影した360度画像を取り込み、OculusQuest2専用のアプリを作成していきます。
今回は、Sphereに360度画像を貼り付けるパターンとskyboxに貼り付けるパターンの両方を紹介します。
開発環境
・Oculus Quest2
・Unity 2019.4.8f1
環境構築はこちらを参考にしてください。
Oculus Integrationのダウンロード
①. Unityで任意のプロジェクトを作成
②. AssetStoreからOculus Integrationをダウンロードして、インポート

③. Oculus Integrationのサンプルシーンをコピー
Assets>Oculus>SampleFramework>Usage>CustomHands.unityにシーンを開く。
左上のメニューから、File → Save As…で、新しいシーンを作成する
④. 床が邪魔なので、HierarchyのStatic>Groundのチェックを外して、見えないようにします。
360度画像の用意
①. RICOH THETAで撮影した画像やフリー素材などで取得した360度画像を用意します。
②. UnityのAssetsの配下にTexturesフォルダを作り、その中に画像を配置します。
Sphere100.fbxに360度画像を貼り付ける方法(パターン1)
今回は、「UnityとOculusで360度パノラマ全天周動画を見る方法【無料編】」で提供されている、Sphere100.fbxを使って作成していきます。
①. こちらからSphereをダウンロードして、Unityにインポートします。
②. インポートしたSphere100.fbxをHierarchyにドラッグ&ドロップし、ScaleのXYZの値をそれぞれ、1000にします。PositionのYを1.54にします。(OVRCameraRigの高さと同じ)
③. UnityのAssetsの配下にMaterialsフォルダを作り、右クリック → Create → Material で新しいマテリアルを作成します。
④. 新しいマテリアルのShaderをStandardから、「Unlit/Texture」に変更し、360度画像も登録します。

⑤. 最後に新しいマテリアルをSphere100にドラッグ&ドロップすれば完成です。
(Mesh RendererのMaterialsのElement 0にマテリアルが確認できればOK)

Skyboxに360度画像を貼る方法(パターン2)
①. 右クリック → Create → Material で新しいマテリアルを作成します。
②. 新しいマテリアルのShaderをStandardから、「Skybox/Panoramic」に変更し、Sphericalに360度画像を登録します。
③. 画面上部のWindowメニュー → Rendering → Lighting Settingをクリック
④. Lighting→Scene→EnvironmentのSkyboxMaterialに先ほど作成した新しいマテリアルをドラッグ&ドロップしてあてはめれば完了です。
ビルドして、実行する
ビルドして、実行すると以下のように見えます。
以上です。
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