OculusQuest2でパススルーのサンプルを実行する

説明

Oculus Integration(ver. 31以上)にあるPaththrough.unityを実行する方法を紹介します。

環境

・Oculus Quest2
・Unity 2019.4.8f1（2019を使ってますが、これよりもバージョン新しい方がビルドが早いらしです。）
環境構築はこちらをご覧ください。

準備

①. OculusQuest2をPCに繋ぎます。

②. コマンドプロントを開いて、adbコマンドを実行

C:\Users\michi>adb devices    ←OculusQuest2がPCと接続できているか確認
List of devices attached
123hogehogehogehoge  device

C:\Users\●●>adb shell setprop debug.oculus.experimentalEnabled 1

※上記のコマンドは、Quest2を再起動するたびにやった方がいいらしいです。

③. Unityでプロジェクトを作成し、Oculus Integration(ver.31以上)を入れます

④. Unityの上部メニューのOculus>Tools>OpenXR>Switch to OVRPlugin with OpenXR backendをクリック

⑤. Assets>Oculus>SampleFramework>Usage>Passthrough.unityをクリックし、シーンを開く

⑥. HierarchyのOVRCameraRigを選択し、
OVR Manager(Script)のExperimentalの
・Experimental Features Enabledにチェックを入れる
・Passthrough Capability Enabledにチェックを入れる
OVR Manager(Script)のInsight Passthroughの
・Enable passthroughにチェックが入っているか確認

⑦. 上部メニューのFile>Build Settings… > AndroidにSwitch Platformする。
続いて、Player Settings… > PlayerのOtherSettingsで、
・RenderingのColor Space*を「Linear」に変更します。
・ConfigurationのScripting Backendを「IL2CPP」に変更します。
・ConfigurationのTarget ArchitecturesのARM64にチェック

⑧. ビルドします。

実行

実行して、いろいろ触ると以下な感じになります。

以上です。